第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★
>>side:Satoshi
カメラが回るとびっくりするくらい
いつもの嵐だった。
にのも笑ってて、翔ちゃんとも話してて。
なんか、自分たちなのにすごいなと思った。
それでも、収録が終わって楽屋に戻ると
潤はかずから離れなかった。
和「じゅん…着替えよ、」
潤「…なんで…帰って来ないの…?俺らのこと、嫌いになった…?」
和「何言って……それは、俺の、セリフでしょ…?」
潤「俺はかずが好き。知ってるくせに…」
和「……じゅ、…っ、う…」
潤「かず…好きだよ。」
和「ぅう……っは、…ごめ…ごめん、ね…」
潤「帰ろ、…ね?」
和「………」
雅「そうだよ、帰ろ。俺らの家に」
かずは潤の言葉にまた涙を流した。
雅紀も、優しくかずの頭を撫でる…。
複雑な気持ちだっただろうに…
本当に優しい子だ。
翔はまだ…俯いてるけど…。
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1週間ぶりに、かずが帰って来た。
マグカップに飲み物を入れて
リビングで集まる。
いくらギスギスしてても
やっぱり5人がしっくりくる。
雅「やっと、揃ったね」
智「…ね」
翔「…なんで、帰って来なかったの…」
和「………」
雅「かず…話してくれない…?本当のこと、聞きたいの、俺ら。」
和「…ごめ、なさ…」
翔「謝らなくていいから…本当に悪いなら、後で謝ってもらう。だから…話して、お願いだから…。俺…お前のこと嫌いになりそうだよ…」
和「………」
潤「…かず、」
潤はかずの隣でかずの手を握った。
かずももう涙でボロボロだったけど
握り返してたし、少し上を向いた。
和「…付き合って、くださいって…言われたの…」
かずはゆっくり口を開いた。
潤が心配そうにかずをみてる。
涙を流して真っ赤な目で…
でもしっかり、見つめてた。
和「その、次の日、また、誘われて…ちゃんと、断ろうと思って…会ったん、だけど…」
潤「かず…」
潤はやっぱり、何か知ってるみたい。
2人が急に苦しそうな顔になった…
和「ゆっくり話したいって、いつも使うっていう、ホテルの部屋で…呑んでて、…こほっ…」
雅「…かず、飲みな?ゆっくりでいいよ」
和「ん…、」
みんな、かずが話すのを真剣に聞いてた。
俺は、なんだか、怖くなってきて…
翔の手を握ってくっついた。
翔も目に零れ落ちそうな涙をためてる…