第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★
>>side:Sho
それぞれ、2人で話してると
言い合いにはならないのに…
集まって話すと、喧嘩になった。
…というか、潤と俺か…。
雅紀とにぃさんは…俺らに合わせてくれてる。
自分たちだって、辛いはずなのに…
俺は…やっぱ、子どもだな…。
結局、潤の、かずを信じられる
真っ直ぐな気持ちが羨ましい。
それだけなんだと思う。
信じてやれない自分に苛立って…
潤の言葉に反論してしまうんだ…
分かってる、自分でも。
でも…だって…目を閉じたら
あの光景が、嫌でも浮かんでくる…。
この辛さは…俺と雅紀にしか分からない…
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かずは、あれから1週間、
帰って来なかった。
今日は、週1のレギュラー収録日。
嫌でも顔を合わせなきゃならない日。
潤はあんまり眠れてないみたいで
ひどい顔をしてた。
雅紀が心配して傍についてる。
そんな潤を見てたら…
またかずへの怒りが沸いてきてしまう…。
もう、全部にイライラしてる。
分かってるんだ、でも…でも…。
智「…ねぇ、にのは?来るよね?」
マネ「もちろんです。打ち合わせで事務所に寄ってるので、ギリギリになりそうらしいです」
智「そっか…」
俺らは少なからず緊張してた。
楽屋のドアが開くことを…。
だって、あれ以来…1週間ぶりに会う…
マネ「二宮さん到着しました!皆さんもう時間ですので前室に移動してください」
潤「…っ、かず!!」
和「…!!……じゅん…、」
潤「…ぅう…いた…かず…」
和「……ごめん、ね…」
潤「………」
楽屋に姿を見せたかずに、
潤は飛びついた。
かずはびっくりしてたけど
潤のことぎゅって抱きしめてた。
その顔は…やっぱり真っ赤で浮腫んでた…
雅「…ごめん、ちょっと…時間待ってもらえない?」
マネ「伝えてきます」
智「ありがと、5分でいい」
マネ「はい」
智「かず…」
和「…さと、…」
智「ん…元気?大丈夫?」
和「…だいじょ、ぶ…」
智「ちゃんと仕事してた?」
和「ん、してた…」
智「ん。えらいね。」
和「…っ、…ごめん、なさ…」
あんなにイラついてたのに…
かずがいて…5人揃ってると
安心するのは…なんでだろうな…。
翔「…早く、着替えろよ」
和「…ぅん…」
智「潤、ちょっと離してあげて」
潤「ゃだ…」
雅「潤、おいで」
