第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★
>>side:Masaki
潤「…おはよ…」
雅「…じゅん…おいで」
潤「………」
キッチンで朝食を作ってると
潤が部屋から出てきた。
一睡もしてないような
ぼーっとした顔…。
呼び寄せて、抱きしめた。
潤「…まさき…」
雅「じゅん…」
潤「…まさき…かず、帰ってくるよね…?」
雅「ん、大丈夫だよ…帰ってくるに決まってるじゃん。」
潤「ぅ…ふぅ……かずが、いないと…おれ…」
雅「うん。大丈夫…大丈夫だよ、じゅん」
潤「まさっ…」
ポロポロと涙を流して…
かずがいないと眠れないって…
こんな潤、初めてみたな…。
翔「…おはよ」
雅「おはよ。」
翔「………」
雅「大丈夫。潤、ご飯食べるでしょ?食べよ」
潤「…ん、」
翔ちゃんと潤は…なんかギスギスしてる。
2人とも、気持ちは同じはずなのに…
智「…おはよぉ…」
雅「さとー、食べるよー」
智「わーい、なにー」
雅「目玉焼き!」
智「ふふ…うまそ!ありがと、雅紀」
雅「うん♪」
4人で食べる朝ご飯。
静かな静かな時間だった。
智「…今日は、帰ってくるかな…」
雅「来るよ、絶対」
翔「……俺…迎えられる自信、ない…」
雅「翔ちゃん、」
潤「…やだ…帰って来てくれないと、いや…」
翔「俺は…!いま…あいつの言うこと、信じられる自信ないから…っ!」
智「翔…」
翔「そんなに帰って来て欲しいなら、潤の部屋連れてけよ…いつもみたいにさ…」
潤「は…?なにそれ…」
翔「お前らは特別だろ?俺らより愛し合ってんだろ。お前なんか知ってんじゃないの」
智「翔!!」
潤「……好きだよ。俺は、かずが好き。特別好きだよ!悪いかよ!!」
翔「だから、信じたいだけだろ!?」
智「やめろ!!いい加減にしろよ」
雅「………」
口を開くと喧嘩…。
こんな状況、初めてで…
さとが怒鳴るくらい…。
こんなことになった原因は
間違いなく、かずで…。
何かあるんだと思うし、思いたいけど…
俺も…見ちゃったから…
普通に迎えられる自信は、ないよ…
智「とにかく、帰って来ないとどうにもならないから…」
翔「…でも、…」
智「わかるよ、翔の気持ちも。でもね、このままじゃ…だめだからね。翔だって…そんななるくらい、かずのこと好きなんだから」
翔「…っ、…」
こういう時、さとはやっぱり
リーダーだなって、思う。
