第9章 嘘と喧嘩と団結力 ★
>>side:Kazunari
和「…なんで、」
マネ「…何があったのか、知らないですけど…ダメですよ。ちゃんと、話さないと。何か…行き違いがあるんでしょぅ…?」
和「………」
マネ「お気づきかと思いますが、今日は僕も泊まります。ここに。心配で1人にしておけません。」
和「……ごめん…」
マネ「謝るなら、早く仲直りしてくださいね」
和「………」
マネージャーは、メンバーからの
電話で嘘をついてくれた。
ロケはもう終わって…
本当は都内のホテルにいるのに。
マネージャーにまで…
嘘をつかせてしまった…。
携帯の画面には、着信履歴が溢れてた。
ほとんどがじゅんで…
何度もかけ直そうとした。
でも…できなかったのは…
もう、嘘をつきたくなかったから…。
こんだけ、ついてきたのにね…
久しぶりだな…
じゅんに会わない夜は…。
寂しい…。やだよ、じゅん…
マネ「ほら…また泣いてる。無意識でしょ?ちょっともう、今日は何も考えないでください。明日、雑誌の取材あるんですよ!」
和「…ぅ……」
マネ「…そんな状態で、カメラが回るといつものにのさんで…尊敬します、本当に。でも…そろそろ、心の限界近づいてますよ…?身体も…」
和「…っは、…ふぅ……無になる。」
マネ「…ふはは!お風呂、入ってきてください?」
和「ふふ…ありがと、」
マネージャーがいてくれて良かった。
1人になりたいと思ったけど…
多分、1人だったらずっと泣いてた…。
どうしよう…
無になるとか言いながら、
湯船に浸かると思い浮かぶのは
4人の顔ばっかり…。
翔ちゃん、怒ってたな…
雅紀も多分…怒ってる…
こういう時、さとは落ち着いてて…
じゅんは……ずっと信じてくれて…
ずっと守ってくれてたけど…
さすがに、呆れられたかな…
最強に優しくて…
最高の仲間を裏切った…
仲が良かった人に告られて…
断ったけど、ヤられて…
もう、会わなきゃ良かった…?
こんなことなら、俺ら5人の関係が
バレた方がよかった…?
でも…ヤられてもなお、
あの人と、会えなくなるのは
悲しいって…思った俺もいたんだ…。
抱かれるのは本当に嫌だった。
それでも…友達として、大好きだった…。
あんなに守りたかったもの…
壊しちゃうなんて…最悪だ…
俺にはもう、何にも残ってない…
嘘は…全てを失うね…
