ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第14章 消えない傷
『…ぁっ…は…っ』
ギュッと堪えるように目を瞑る
すると、
【クチュッ…ぢゅる…】
突然アスランとのキスの音が脳内で響く
『…や、…っ…』
【…ッは……ユウコ、っん】
『……んぁ…、アスラン…ッ』
【ん…っふ…】
『…っ…ぁ、…』
【…おまえ、すっかりイイオンナになったな…すげえ綺麗だよ…ユウコ…んッ…】
え?ヒューゴ…?
『…ッ!……っん…ぅ…あ、…』
その時パッと頭に浮かんできたヒューゴは、私の髪に触れて耳に…そして頬に手を添えて唇を重ねてきた。
入り込んでくる舌の感覚や荒い息遣いが妙に鮮明に感じられ、口の中で舌が応えるように動く
したことのないヒューゴとのキス。
そしてマービンやガーベイ、パパ…今までの色んなキスの瞬間が次から次へと勝手に思い起こされてきて、それらを振り払うように頭を左右に揺らした。
『はあ…はぁ…っん…は…』
ぽたぽたと涙が床に落ちる。
私どうしちゃったの…どうして、こんな…