ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第14章 消えない傷
『…っ、あれ…、』
昨日と同じように、息が荒くなり体が熱を持ちはじめた。
『……っ…はぁ』
昨日のキス、思い出しちゃったから?
『…っは…ぁ…はぁ…』
落ち着けるためにゆっくり呼吸をして腕をさすると、ゾワゾワッとした感覚に襲われる。
『…っん!』
どうしよう…全然落ち着かない。
それどころかどんどん酷くなってる。
立ち上がろうと体勢を変えた瞬間、
『…ぅあ…っ!?』
シャツやズボンが皮膚に擦れて思わず変な声が出てしまった。ズルッとベッドから滑り落ちる。
『…はあ…ッ』
「ハハハ!一人で喘いでやがるぜ!」
「イイ声だな」
「ククッ、元々効きやすい体質らしい」
さっきと同じ少し遠くから私を見て男たちが笑っていた。何が面白いの…?
昨日より体がおかしい…指先や手の皮膚までピリピリしている。
『アス…ッ…たすけ…ッ…はぁ』
シャッターを見ながら必死にそう言っても、アスランは帰ってこない。
「まだ行ったばっかりだからな、当分帰ってこねえよ」
「お前そんな声出して、どうしたんだ?」
『から、だ…ぁ…ビリビリ…す…っん』
「…やべえ」
「おい、いつまで耐えればいいんだ?」
「まだまだ…コイツが俺たちを欲しがるまで」
コソコソと話す男たちの声は届かない。