第4章 培われしは藍晶石の光輝
『……すれば。…しなきゃ、貴方がどうにかなるんでしょう?そこまでして護るほどの価値は私には無い…やるだけやればいいわ』
「…そうかよ」
私が口を割るつもりがないのを理解して、彼は私を寝台に仰向けに押し付ける。
『……ッ、…っぁ、…く…』
ただでさえ性別の差だってあるのに、その道のプロのこの人になんか力で勝てるはずもなく、抵抗虚しく押さえつけられた。
…ああ、拷問ね。
得意そうだもんね、この人。
「俺を指名してくれたのは、せめてもの首領の慈悲だろうぜ。…早く言えよ、頼むから」
『…誰がそんな……っ、…』
拳が、顔にぶつけられる。
咄嗟にそれに目を瞑るが、思っていたような衝撃は来なかった。
恐る恐る目を開けてみれば、弱々しく拳が止められていたのだ。
「…できっかよ、阿呆。……二択だ、選べ。今すぐ頑なに反対する理由を吐くか…吐くまで……俺に犯させるか」
『……他の人に代わってきたらどうです』
「嫌に決まってんだろ…自分でなんか一番したくねえんだよ。けど、お前絶対また何か護ろうとして損してんだろ…?」
『さあね。組織の方針とは合わなかったみた____…ッ、ん…っふ、ンン……っん、!!』
乱暴に塞がれる唇。
それ自体が目的と言うよりは、私が呼吸出来なくするために塞がれているような。
やけに長い口付けは昨日のそれとは全くの別物で、私の息が持たなくなってきても続いている。
『ッ、…ン、んんん……っ…、!!』
手首を掴む手を退けようとする力も入らなくなってきて、そこでようやく唇を離してもらえた。
瞬時に身体が酸素を取り込めば、それが気管に障って噎せ返る。
そして両腕を上に上げる形でひとつに縫い止めるようにして、彼の大きな手で…片手で簡単に動けなくされてしまった。
『…ッケホ、……ヘタクソ』
「言ってろ。…昨日よりもっと善くしてやるよ」
『そう、それは楽し…っ…、ぁ………まッ…!!…、ん、や、め…っ……!!』
片手で簡単にはだけさせられる服。
裸見られるくらいなら、なんともないの。
けどここ、こんな動けないのに…無理矢理剥がされたら、重なる。
「やめて欲しいなら言えって」
『だ、れがやめて欲しいなんて言っ……、…電気!!消してっ!!!』
「断る」
『!?な、…ッ…やだって、なんで見……っ、見な、ッ…ぁ…、』
下の口を、開かれた。
