第4章 培われしは藍晶石の光輝
服を着せられ終わると、そのままなんだか気恥しい思いのまままた業務を再開する。
『…私いつか中原さんのマーキングで身体真紅に染まっちゃいそ』
「マーキングせずとも可愛らしく紅く染まってくれちまうけど?お前は」
『……な、なんかさっき…色っぽい目してた』
「そりゃあエロいことしてる自覚あったからな?」
『…そ、そうだったの、?』
「よーしリアちゃん、今日仕事が終わったらそういう所の勉強しようか。お前そのままじゃマジで知らねぇうちにとんでもねえことされそうな気がするから」
ガシガシと乱雑めに撫でられる。
あっ、なんかちょっと怒ってるこの人、なに、なんでなんで。
『な、なんでそんな怒っ…、なん…ッ!?』
「……お前次から自発的に無自覚でああいうことしたら付けることにするわ。それなら俺も多少気が紛れる」
『き、気が紛れるって…』
「つかなんなんだよ、なんでよりによってガーター?手前その脚でガーターベルトとかどんな凶器だよ、野郎ホイホイじゃねえかおい。なんでお前の私服そんな偏り激し……ああ悪い、見繕ったのあいつだったな」
そう、何を隠そう私の服を見繕ったのは青鬼院蜻蛉その人。
が、どうしてそれで何かを察するような態度になったのだろうか。
『……お嫌い?』
「嫌いじゃねえけどよ」
『中也さん好きかなぁって…思ったんだけど。スカート履いちゃダメって言うし』
「悪いめちゃくちゃタイプだわ」
『…た、タイプって言われた』
「お前恥ずかしがるタイミングどうなってんの?」
なんて言いながらデレデレに甘やかすようにまた膝の上に座らされ、撫で回され始める。
好きだからいいけど、この人の趣味も大概分からない。
『で、でも中也さん、太腿にはマーキングしないのね、?』
「……太腿に痛み感じたら怖くねぇ?」
彼の目線の先にあるのは、左腿の包帯。
ああ、成程…そんなことで気使わせちゃってたんだ。
本当、繊細な人。
『怖くなっても何とかしてくれるでしょう?』
「…機会があったら付けさせてもらう」
『中也さんて結構独占欲強めなのね、私ほどじゃないにしても』
「……どうだろうな。案外お前が感じてないだけで、とんでもなく束縛激しいやつかもしれねえよ?」
『へ、…え……そういうの、は…なんか、安心する』
チウ、と唇に口付けられる。
なんだ…そうなのね。
