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glorious time

第4章 培われしは藍晶石の光輝


そのまま拠点に戻れば報告書の山。
しかし、首領サイドの報告書までまとめなければならない私を見かねてか、勝手に他の分の報告書は中也に取られてしまった。

「お前学校行ってこい。仕事のことばっか気にしなくていいから」

『…そういうの甘やかしっていうんですよ』

「いいんだよ、学生は学業が本分だろ?まだ今からなら午後の分の授業間に合うし」

腑に落ちない。
他の部下が例えばそんな境遇にあったとすれば、この人は同じような対応をするのだろうか。

…するんだろうなぁ、多分。

『……私の分の仕事に手つけないでくださいよ?』

「やだね、部下の仕事の面倒見んのも上司の務めなんだよ」

『パワハラ』

「言ってろ社畜」

貴方にだけは言われたくないです、と目線で訴えるも、彼は何故か外出する支度を整えてから車の鍵を手に取る。

「?…おい、制服持ってきてんだろ?車行くぞ」

『……いや、自力で行けるんですけど学校くらい』

「送るっつってんだ、甘えとけ」

まただ、またうまく丸め込まれている気がする。

流石に甘やかしすぎだ、今更だけれど。
私は貴方の負担になるためにここで働いてるわけじゃないのに。

特にリアクションを返さずに、今身につけている服を脱ぎ始める。
すると彼はそれにギョッとして、一応紳士なのか背を向ける。

「お前な…、……あの、場所考えて着替えねえ?」

『あら、そういうところは甘えさせてくれないんですね。制服着せてくださいよ』

「…自分で着れんだろ」

『じゃあ車行きましょっか』

下着とインナーのキャミソールだけを身にまとった状態で、執務室を出ようとする。
そして扉に手をかけて開けた瞬間、そこに立原君が居合わせて目が合い、私の格好に気が付いた中也に無理矢理体を引き寄せられ、ソファーに力強く押し付けられた。

ガチャリと音を立てて鍵が閉まる扉。
しかし、ギリギリと力の入れられる手で掴まれた肩が、痛い。

「……心配、だから…やめてくれって」

『…っ……い、たぃ…』

「…わり、………着せれば、いい?」

『……ごめんなさい』

「いや、少し乱暴にした。俺が悪かった…それか、もう少し…いたい、のか?ここに」

口を噤む。
なんで、今更分かるわけ。

私が気を引きたかったって…貴方から突き放されるような物言いをされたのが、なんだか悔しかったんだって。
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