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glorious time

第4章 培われしは藍晶石の光輝


路地の奥に入っていけば、そこには始末された組合の構成員達。
そして私が指示した三グループのマフィアの構成員達が待っていた。

首領の前に私共々膝をつき、指示を仰いで解散すれば、いち早く私の元へといらっしゃる幹部様。
…やだなぁ、ほかの人のにおいが染み付いてるの。

「お疲れ様…眠いだろ、仮眠くらい取らねぇか?」

『…立原さんと梶井さんのにおい染み込ませてる人となんて寝たくないんですけど?』

「…そんなに移ってるか?くっついたわけでもねえのに?」

『鼻いいから、私』

キョトンとしたような顔をして、すぐに頭を撫でられた。
まあ、女の人といなかったあたりは褒めてあげてもいいんじゃないかしら。

「心配してたっていうあれじゃねえけど…安心した、戻ってきて」

『と、当然!…中也、…に、会いたかったから頑張ってきた』

「……へえ、そうなんだ?…俺も、リアに早く会いたかった」

嬉しそう。
中也がもしも狐の先祖返りなら、多分尻尾くらい簡単に生えてるだろうなぁっていうくらいには。

私だって、してあげられることくらいはしたいんだからね。
恥ずかしいけど。

『聞かれてるの分かってて惚気けてた?恥ずかしんですけど、ああいうの』

「惚気じゃなくて自慢してんだよ、いいだろ別に」

『やだ。なんで私の話題で他の人とのお話盛り上げなきゃならないのよ』

「俺のだって広めとかねえと、勝手に他の奴に手ぇ出されんの嫌じゃねえか」

『………抱っこ』

「喜んで」

両手を広げれば待ってましたと言わんばかりに抱え上げられ、抱きつかせてくれた。
…分かってるじゃないですか。

「いやはや、お熱いねぇ君達。あんな時間から駆り出した挙句に離れさせていのが申し訳なくなってきたよ」

『本当ですよ、ポートマフィアなんか辞めてやる』

「リアちゃんそれ冗談だよね?」

『冗談です』

だって私がここを抜けたら、この人と居られる時間だってもっと短くなっちゃいますし?
なんてこの場では言わないけれども。

くるくると彼の髪の毛を遊ぶようにいじってから、髪を掻き分けてこっそり首元に口付ける。
そして長めの髪を下ろしている方に鬱血痕を残せば、彼はそれを悟ってこら、と私にそれらしく反応した。

『…何』

「お前な。…悪戯にしちゃ度が過ぎんぞ?お嬢さん」

『悪戯でこんなことしないですよ私は』

私のだもん
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