第4章 培われしは藍晶石の光輝
そう君、そしてカゲ様までもが、それを肯定する。
肯定せざるを得ないのだ、私を前にすると。
「……そう、か。…それなら、せめて家のもんにお礼の品だけでも渡『いいって言ってんでしょ…そんな名前聞きたくもない、から。…お願い、中原さん。一生のお願いだから…忘れて、そんな人の事』…そんなに、?」
『…ちょっと、疲れた。残夏君後よろしく…私、ちょっとやばいわ今』
思い出すものが、多すぎる。
身体までもが、思い出す。
嫌なことばかり、感覚まで。
「ううん、リアたんにはキツいわねえ…いいよ、蜻たん丁度帰ってきてるし、今日はそっちで寝かせてもらったら?」
『…いい。……今日、は…寝るの、無理』
「あらら…了解。じゃあ、せめて連絡だけ取れるようにしておいてね?」
『……死んでいい?』
「だぁめ」
『そ、…まだ言うんだ、それ』
「いくらでも言います〜」
消えることは、叶わないらしい。
…項がズキズキする。
左腿も、痛む。
生まれたくなんて、なかったの私。
『じゃ…どうしよ。…残夏君、部屋借りていい?』
「いいよ?僕渡狸んとこ行くし★」
『ごめんって謝っといて…言っても渡狸には分かんないだろうけど』
「部屋なら私の部屋を貸してもいいのだぞ?」
『カゲ様んとこ、グッズ多すぎて無理……ちょっと怖いわ、今行くの』
私が自室を使っちゃ、中也がゆっくり休めない。
それだけは避けなくちゃ…不誠実な付き合いをしているのだから。
ごめんなさい、と一言また謝ってから、残夏君の部屋へとお邪魔させてもらうことにした。
ラウンジに残ったのは四人。
リアを見送ってから夏目が戻り、椅子に座る。
「…んで?…何か知ってんだろ、手前ら」
「ええっ、知りたい?」
「あいつが死にてぇなんて口にするってことは、それくらいの何かが絡んでるってことだ…蜻蛉なんかは、特に知っているはずなんじゃあないのか?あのなつき具合なら」
「私から言わせてみれば貴様が知らない方が違和感なのだが…そうだな、気付かぬようにリアに誘導されているらしい」
気付かれないよう、誘導されている?
どういうことだ、それじゃあまるで、俺が答えにたどり着いているかのような…
「僕もリアたんのためには言ってあげるべきなんだけど〜…多分これ教えちゃうと、あの子本気で色々フラッシュバックしちゃうのよねぇ」
