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能力者たちの恋愛譚

第1章 それを人は恋とよぶのだ (駆こは)


「七海ちゃん!見てください!とっても素敵な風車ですよ!」
買い出しのために街に来たこはると七海だが、今日はこの街で祭りが行われているらしく、今までずっと一人暮らしだった彼女には珍しいのだろう、並んだ出店の一つに吸い込まれるように近づき、目をきらきらと輝かせている。
「…それは飴細工。本物の風車じゃなくて、お菓子」
七海がそう呟くと、
「お菓子…ということは、食べられるんですか?!この風車!」
こはるは驚いたようにまた飴細工を眺める。
きらきらとした飴細工の輝きが、鏡写しのように彼女の瞳の中で光る。
「駆くん…飴細工、お好きでしょうか…」
「!」
七海がはっとした次の瞬間、くるりとこはるは振り返り、「いけません、買い物の途中でしたね、行きましょう、七海ちゃん!」といつもの表情に戻って言った。
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