第13章 体育祭
ーOsideー
その後も、とにかく潤と翔くんの活躍はすごかった。
もともと運動出来るのもあるんだろうけど、なんか並々ならぬ気迫みたいなものまで感じられて。
向かうところ敵なしってああいうことを言うんじゃない?
まぁ、翔くんはニノの応援パワーもあるのかなって思うけど。
意外にも潤も翔くんに負けないくらい動いてて。
練習の時はやる気がないとまでは言わないけど、めんどくさそうと言うか、だるそうと言うか。
そこそこな感じでやってるように見えたんだけど。
やっぱり本番は何か違うのかな。
潤ってば実は熱いところあるしね。
翔くんの気迫に引っ張られてるのもあるかもしれない。
ニノは応援するのも忘れてポーッと翔くんに見惚れてて。
さっきから全然声を聞かないなーと思ってたら
「智、どうしよ…翔ちゃんがカッコよすぎて死んじゃうかも…」
ふいにそんな可愛いことを呟くから、つい笑ってしまった。
「なんで笑うのっ!?」
ぷぅっとほっぺたを膨らませて怒る姿も可愛い。
「だってニノ可愛いんだもん。でも死んじゃダメだよ、ニノになんかあったら翔くんまで死んじゃうよ?」
「…心配しすぎて?」
「そうそう」
もちろんそれだけじゃないけど。
「ふふっ、じゃあ死なないように頑張る!」
ニノはおかしそうに笑ったけど
「でも翔ちゃんカッコいいんだもん、ドキドキして息出来ないよ…」
すぐにハートになった目を翔くんに戻して、また可愛いことを言いながらほぅっとため息をついた。
まぁさ、気持ちは分かるんだよ。
俺の視線が向かう先は潤だけど。
本当にカッコいい…
ドキドキする…
「智も可愛いよ♡」
ニノと違って口には出せないけど、そんなこともニノにはお見通しみたいで。
俺を見てにやっと笑った。