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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第102章 ずっと




「・・・っ・・・」

瞼を固く閉じては視界を遮断し、目眩と吐き気に耐えている最中、スマホを持って来ていない事に気が付いて。

流石にこれを零に言わない訳にはいかない。

ただその前に、何故ジョディさんが私を連れ出したのかを聞かなければ。

そう、思っていたのに。
固く閉じていた瞼を開いてジョディさんに視線を向けた瞬間。

・・・そんな考えは、いつの間にか目の前に突きつけられていた銃口で、全て吹き飛んだ。

「貴女がそんな状態なんて聞いていなかったけれど、とても好都合ね」

これは・・・マズイ。
マズイで済めば良いけれど。

「如月ひなたさん?」
「・・・ッ!」

声や見た目は、まだ、紛れも無くジョディさんだ。

けれど彼女から伝わってくる空気は、強く嫌悪感を抱き、目眩を強くするもので。

「会うのは久しぶりね?」

間違いない。

・・・ベルモットだ。

まさかジョディさんの変装で、二度もはめられるなんて。

「・・・っ」

声が出せないのも都合が悪いが、それ以上に連絡手段が無いのが一番都合が悪い。

状況的には・・・最悪だ。

「何の用か、聞きたいのよね?」

そう言ってベルモットは化けの皮を剥ぐと、それらを後部座席へと投げて。

纏めていた髪を解くと、顔を振って綺麗なブロンドのそれを靡かせた。

「相変わらずバーボンが貴女を手放さないから、ちょっと手荒くしただけよ」

いつものベルモットの姿になると、声も彼女のものになっていて。

・・・大女優の演技に完全に油断した。

「貴女がいる限り、下手に手を出せないでしょう?捨てるつもりは無いようだし」

やはり、一番の目的はそれなのだろうか。

いや、それ以外に何の目的で私を組織に引き込む理由があるものか。

ただ、今回連れ去った理由としては少し・・・薄い気がする。




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