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【安室夢】恋愛ミルクティー【名探偵コナン】

第102章 ずっと




「時間が無いわ、急いで!」
「!?」

そう忙しなく言われ、何も持たず部屋着のまま、外へと連れ出されてしまった。

一体何が起こったのか。
やはり赤井さんが居場所を聞いてきた事には何か意味があったのだろうか。

それにしては、ジョディさんの到着が早かったように思うが。

もしかして、ずっと見張られていたのだろうか。
事務所の場所はFBIの人に直接は教えていないから。

FBIが傍に居る、ということを私にハッキリ言えなかったのでは。

「・・・・・・」

何にせよ、今は状況を理解しなくては。

ただ、考えようとすると、酷く頭が痛む。
流石に昨日の今日では体がついていかなくて。

「・・・辛そうね、大丈夫?」

エレベーターに乗り込むと、息が上がりヒューヒューと音が鳴る様な狭い呼吸になっていて。

流石に、苦しさが勝る。

「・・・ッ」

締め付けられるような痛みを感じる胸の辺りをグッと掴んでは、大丈夫だとジョディさんに手の平を見せて。

ただ、合図通り大丈夫とは、正直言えなかった。

「こっちよ」

一階にエレベーターが着くと、再び手を引かれながら走って。

駐車場へと向かう辺り、車に乗ってどこかへ向かうのか、と脳裏で考えながら胸を掴む手を強めた。

「乗って!」

ジョディさんは助手席側のドアを開けると、押し込むように乗せられた。

急いでいることは分かるが、何に急いでいるのだろう。

それはこれから車内で聞くとして、今は呼吸を落ち着けなければ。

「!?」

そう考えながらシートベルトを付けた瞬間、素早く運転席に乗り込んだジョディさんは、いきなり車を発進させた。

あまりのスピードに体をシートに打ち付けるように反動をくらうと、その揺れに強い吐き気と目眩を覚えた。

「ごめんなさいね、時間が無いから」

・・・こんなに運転の荒い人だっただろうか。
それとも私がこんな状態だから、そう感じるのか。

体は落ち着かせるどころか、どんどんと悪化する一方だった。




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