第22章 葬儀と日常生活へ
思い出した。
アカデミーの朝は早かった。
「お、おはよう…」
翌日、7時にサスケ君のアパートに行くと、もう食パンを食べていた。ちゃんとトースターで焼き、パンをバターを塗っているのだ。完璧だと思う。
影分身は相席に座る。
「ありがとう」
ポンと消した。影分身の経験が頭に入る。夜中に起きたりしなかったようだ。安堵して席に座った。
昨夜4時に帰り、寝たのは5時だ。
ご飯を食べて、アカデミーに向かう途中、
つい、欠伸が出ていた。
"暗部じゃとバレてはならぬぞ"
3代目の言葉を思い出した私は、
立ち止まる。
「ちょっと待ってくれる?化けるから」
私は印を結び、
変化の術をつかった。
ポンと煙が上がる。
目線が
サスケ君より少し下になった。
驚いて固まったサスケ君。
「7歳の時の私なんだ。可愛い?」
あまりに凝視するから、ポーズを取った。2つ括りの茶髪で、くるくるの天然パーマで、トイプードルみたいな髪型だった。
「……普通」
んだと。普通だが、普通だと言われると腹が立つ。大変不思議である。
「よしじゃあ、行こっか」
と歩き出したら、後ろから
「ニャァ」
と鳴く。
振り返ると、
昨夜の白い猫がいた。
「おはよう」
私は振り返り抱っこした。
「朝いなかったから、
どっか行ったかと思ったよ」
そうだ。私はアンパンを取り出す。5個セットで売られている小さなパンの1つだ。1つだけ朝食べずに、取って置いたのだ。
「はい」
抱っこしながら、手のひらにパンを置くと、もぐもぐ食べた。尻尾が揺れる。
可愛い。
「口寄せの契約しようかなあ」
カカシは8匹もいる。私はいつも、パックンを借りることが多かったから、口寄せの契約をしなかった。
しかし、
喋れない。
うーん。悩む。
ペットもいいな。
「口寄せ?」
サスケ君がとなりから
顔を乗り出して聞いてくる。
「うん。こんなに懐いてくれるなら良いなあって思ってさ」
私の手に置いたパンは、すぐになくなった。私はそのまま抱っこして歩くと、サスケ君は怪訝な顔つきになった。
「おい、猫なんか連れて行くなよ」
「えー、別にいいじゃん」
白い猫を抱っこして、アカデミーに向かうが、アカデミーの入り口に入ると、猫が突然、私からぴょんと飛び降りて、庭の方に駆けて行った。