第4章 ドキドキ!?宿泊研修。えっ!3年生だから参加しませんよ?
基本的に本丸には、審神者の霊力を軸に政府が結界を張っていて、常時、本丸関係者以外立ち入り禁止となっているらしい。
そこまでする必要が?と思われるが、遡行軍の侵入及び、害ある者や力ある者が私利私欲の為に他の本丸へ侵攻することを防ぐためである。
その為ゲートを開けていても、結界自体が侵入を阻止する為、シリアルコードが必要になる。
「が、ソレを聞きそびれた。と」
シリアルコードは各本丸の審神者が訪問者に対して渡すものでこれは政府に問い合わせてもわからない上、シリアルコードの使用許可は一度きりだ。
己が刀の冷ややかな視線を受けたじろぎながらも神菜は弁明する。
「だって、知らなかったのだもの!」
他所の本丸に行くなんて初めてのことだ。幼少時の審神者研修の際、そういった準備は本丸の刀剣や祖母が済ましてくれていて、そんな準備が必要な事も知らなかったのだ。
「ま、まぁ先鋒も忘れてたのだし、どっちもどっちね。と、いうか、政府の方の都合で回線バグってるけど、大丈夫なの?」
そうだ。政府の移動回線もバグってる。約束の時間に辿りつく事はおろかその場所に行けるかも怪しい状況だ。
「うーん、あそこの審神者さん、常時政府専用回線遮断してるから、元々コチラから繫げるのが無理というか、バグが関係ないと言うか、そもそも毎回どうやって君達と接触や、政府のイベント等聞きつけてるのか気にな・・・エフン!」
有能な審神者になるとそんな事も出来るのか。
「うーん、向こうにもこちらにもそれぞれの媒体があるからねぇ、君の所の刀剣妖精と妖さんが送って差し上げれば五分の確率で行けると思うよ。失敗したら・・・・・
・・・・
・・・・・・・・まぁ、何とかなる・・・だろう」
失敗したらどうなるかわからない。成功確率5分の博打に乗っていいものか少し悩ましい。
否、仕事でなければ乗りたくない。今一度、電話を借りるべき。