第4章 ドキドキ!?宿泊研修。えっ!3年生だから参加しませんよ?
部屋に入り、早々に身支度をしながらも体は酷く重い。
これから、研修先に挨拶と言ったが
チラリと視界に写るのは、部屋に山と積まれ、散り散りに散らばってる書類達。全て、今回の任務参加並びに研修先にと希望を出した本丸達の履歴書ならぬ、自己PR文達。
これらに全て目を通し、本丸を見学し研修先にふさわしいか見定めなければいけない。
毎度、定期的に行われる政府主催の特別任務。今回神菜自身初参加とはいえ、噂は兼ねてより聞いてはいたが、まさか政府主催参加者がこれ程とは。
ベテラン並びに古参の本丸は刀剣達もかなり揃い練度も上限に至ってる本丸はそれなりに刀剣達で分担させるだろうと見越してはいたのだが、新人審神者達も今回のイベントにある程度参加できるようにと政府から練度の高い刃選を新人本丸へ助太刀させるようにとのお達しもあり、各本丸、まさかの人員不足。
こちらの研修先に皆皆様、快く許可を下ろして下さったのは有難い事だ。一々、何度も頭下げて胡麻擦って、媚び諂う事が無いのは精神的にも負担は少ない。が、
その中から一般人をとりあえず本丸に入れても平気な所を此方もある程度調べねばならない。
本丸に入って、神隠しにあったなんて事態になったら大問題だし。
性格良くても、見た目人外の審神者が挨拶した日には生徒のトラウマになりかねない。その辺きっちり打ち合わせが必要なのでこれから暫くの間こちらのバイトはお休みになる。融通のきくバイト先で助かったが、これから暫くの学費や生活費やら修繕費が心配だ。
特に、今日破壊されたキッチンの修繕費が怖い。
などと考えながらも自分はかなり恵まれた方だ。
特別本丸はこう言った任務の参加は実質不可能に等しい。祖母がなんだかんだ、神菜が審神者になっても困らない様にと幼い頃から別の本丸に研修に行かせたりしてくれたからだ。
まぁ、研修先がかなり特殊な所ばっかりだったが、審神者業で困る事はない程度、厳しくも優しく指導してくれた。
因みに理美を預ける予定の本丸だったりする。今回の任務にも参加する上、研修先として此方からお願いする予定でもある。
歴戦の猛者達の本丸の為少し骨が折れそうだが、頑張るとしますか。