第4章 ドキドキ!?宿泊研修。えっ!3年生だから参加しませんよ?
「一体何の騒ぎ?」
竜胆達を引き連れて件の畑に来てみれば、
「あ、あるじさまぁ、聞いてくださいよぉ」
「主、先言っておくが今回の仕掛けは俺ではないぞ」
妹を抱えた。お目付役の平安生まれの短刀とその周りで真っ白になった身体の小麦粉をはたき落としてる客人の姿。
彼らは畑の真ん中で正座をさせられた小麦粉爆弾で全身くまなく真っ白化した鶴丸国永を取り囲んでいた。
「うそはいけませんよ。しょーじきにおっしゃい!」「・・・しゃい」
剣を帯びた目線で今剣が追及する。それに続くように妹が口調を真似る。
「だーかーらー。俺じゃないっ!俺はこんな驚きのカケラも品位も感じられないもの作らん!作るなら馬糞仕込みの落とし穴だ!」
一体、それの何処に品位があるのだろう。
「反省の色がないと見える。仕方ない。今剣、早急に彼の言う、品位ある罠とやらを作りその中に投げ込みなさい。遠慮は不要と見た。一思いに」
「はーい、あっ!鯰尾さーん、それ貸してくださーい」
手を上げて馬当番をしている長い髪の男の子に声をかける今剣。
「お、おい!冗談だろ!?こんな真っ白な俺をそんな黒色に染めるってのかい!それじゃあ鶴じゃなくて烏だ!」
「うちには烏がいないから丁度いいわね。」
鍛刀で来る筈なのだがいつまで経っても来る気配のない鳥太刀を思い浮かべる。
「お、お姫、お姫は真っ白な鶴さんの方が好きだろ!」
妹に縋るように優しい声で聞くが、プイッ!とそっぽ向いてしまう。
そこに先程呼ばれた鯰尾藤四郎が登場する出来立てホヤホヤの馬糞を片手に。ウッ、畑仕事に慣れてきたとはいえ、この匂いは苦手だ。
「はいはーい。馬糞一丁お届けに上がりましたー!って、あれ?鶴丸さんが引っ掛かったんですか?アテが外れたなぁ。」
「まさか、コレ作ったの鯰尾か?」「あ゛、マッズ!?」
全員で冷たい目線を送る。
「あ、あー。それにしても皆さん小麦粉まみれで面白・・・えふんっ!大変じゃないですかー。ダメですよー鶴丸さん。俺、お風呂沸かしてきまーす。」
「待てっ!?そこの馬糞教祖!この俺に冤罪をかけるとはっ!?主、追いかけるぞ!」
鶴丸は真っ白な顔を真っ赤して憤慨して後を追おうとする。
ドカンッ!?
台所の方から爆発音と共に黒い煙が立ち込める。
これは・・・、
