第4章 ドキドキ!?宿泊研修。えっ!3年生だから参加しませんよ?
「全く、修行に行かせても露出癖が消えなかったか。
これは留守の間遠征行かせるしかないな。」
怯えている理美を撫でながらため息を溢す。
「そうだ。理美、お姉ちゃん、お仕事で夜遅くなるのと、来週は三日間実務試験があって。暫くお家、留守にするんだけど、理美どうしたい?」
「!!!??」
寝耳に水です。聞いてないよ!とばかりに目を見開く。勿論今の今まで伏せていた。反応としては当然だ。
「ちなみに、もっと詳しく言うと。実務試験の準備の為に他のお家や仕事先の人に挨拶しに行かないといけないの。実務試験中はこの本丸も研修先になるから、理美はその間は花神姫様か竹花姫様の所か極星寮にお泊まりして欲しいんだけど」
首が千切れるのではないかという位、高速に左右に振り回す。そして先程の村正にしたように、私の体をポカスカ殴る。
「どうしたいか、聞く割に選択肢を付けるよね」
「納得できないのも無理もない。」
「別に良いんじゃないのか?家にいてもらうくらい」
「そういうわけには行かないよ。まぁ、理美が残るっていうんなら少なくとも三年生の内5人は失格確定になると思うよ。」
「ふむ、何故だ。」「というか、オレ達何させられるの。」
「いつもと変わらないよ。ご飯作って、評価してもらうだけ。
唯、食事を提供して貰うヒトがすこーし変わったヒト達ってだけ」
もしかしたらヒトじゃない所に行くかもしれないが些末な事だ。
「とにかく、理美、何処がいい?」
優しい声音とは真逆な、無慈悲な質問をされた妹はこの世の終わりとばかりに蒼褪める。そして、助けてとばかりに保護者の元に駆け寄る。
「というか、主、お二人に連絡とったのかい?突然預けても向こうも困るでしょ?」
光忠が困ったように此方に声をかける。小さい子に弱い彼らしい。
「ん?今回の通達が来た時に既に妹どうするか先鋒が気を遣ってくださったのよ。此方が学業に専念できるようにって」
しかし、逃げ場を残しておくほど私は甘くはない。ツメは甘いが。
「さぁ、逃げ道は塞いだ大人しく神妙になさい。」
此方が、にじり寄ると怯えてたじろぐ様に後ずさる妹。
「悪代官みたいなセリフだな」
「あの、二人ともそれくらいで」
部外者とはいえ状況が全く読めない客人が声をかけようとした瞬間。
