第1章 1
こんな時間が永遠に続けばいいとさえ思う。そして私は快斗にしがみついたまま、そっと目を閉じた。
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次に目を覚ました時にはもう夕方になっていた。私はまだ寝ている快斗を起こさないように寝室を抜け出し、キッチンに立つ。
結果色々助けて貰ってるし、これくらいはね…
夕飯を作り、お味噌汁の準備をしていると、突然後ろから抱きしめられた。
「わっ、快斗!」
「…………」
快斗は何も言わずただ私を抱きしめている。
「?どうしたの?快斗」
「起きたらいなかったから、帰ったかと思った。」
私がそっと尋ねると、快斗は寂しそうに言った。そんな姿さえ可愛くて私は振り向いて、快斗の頭を撫でる。
「ごめんね、お腹すいてると思って、ちょうど出来たから、たべよ?」
私の言葉に快斗は頷くと、大人しく席に着いた。まるで子供のようだ。2人で夕食を食べ終わると、私は帰ろうと立ち上がる。すると快斗が私の手を取った。
「な、なに?」
「お前、俺のこと好き?」
「なっ……///」
「好き?」
そう聞いてくる快斗の顔はいじわるく笑っている。
楽しんでる……!
「別にっ…!」
私がぷいっとそっぽを向くと、快斗は私の顔を覗き込んだ。
「へぇ、じゃあ昨日のは嘘なんだぁ?ヤった勢いってやつ?」
「なっ!嘘じゃな………………… 」
「ん?なに?」
快斗のバカ………
快斗は分かりきっているだろう答えをなお聞こうとした。薬の効果も消え、酔いから冷めているような正常な状態の今。言うのがどれだけ恥ずかしいか分かってるのだ。
「…………き」
「聞こえないなぁ」
恥ずかしすぎる……///
それでも、私は顔を上げて快斗を見た。
「すき……///」
私の言葉に快斗は私をぎゅっと抱きしめた。そして耳元で囁く。
「俺も好きだよ……」
切なそうな声と共に発せられた言葉に私は嬉しくなる。そして、背中にそっと手を回した。すると快斗は1度離れ、私を見る。
「ゆい……」
顔が近づき、私も背伸びをして快斗の唇に顔を寄せた。
「ん……ん………」
触れるだけの優しいキスを 何度もしていくうちに、だんだんキスが深くなった。
「んっ………ふっ…………」