第2章 Please give me...
ナナバは起き上がると、徐に布団をはぐ。
そして…
頭からすっぽりと被ってしまった。
「ナナバ…?どうしたんだ、一体…」
まったく状況が飲み込めない。
いや、目の前で起こっていることは理解できる。
(ナナバが頭から布団を被り、時折モゴモゴと動いている…)
訳がわからない。
ご褒美、から何故こんなことに…
「ナナバ…」
布団を捲ろうと、エルヴィンが端を握る。
と、
『だめ』
すかさず制止されてしまった。
布団の中からは見えていないはずなのに…
(流石はベテランの兵士だ。僅かな動きにもしっかりと反応している)
(…いや、そうじゃない。感心している場合では)
(しかし、やはり素晴らしい。彼女は調査兵団になくてはならない存在だな)
と、ぐるぐると思考の渦に落ちていきそうなエルヴィンをよそに、とうとうナナバが動きだす。
「!?」
モゾモゾと布団の山、もといナナバが移動した先…そこは、エルヴィンの足の間。
驚くエルヴィンの耳に『よし』と布団越しに聞こえたかと思えば、間髪いれずにかちゃかちゃと何やらか弄る音が聞こえてきた。
「…っ、ナナバ!やめないか!」
(まて、何が起こっている?落ち着け、落ち着いて)
『ん…、これでいい、のかな』
時既に遅し。
混乱している間にベルトは外され、しっかりと寛げられている。
幸いなことはそこまでであり、まだ"穿いて"いた。
が…
『エルヴィン、腰あげて』
「…!!だめだ、やめなさい!」
『あと、声少し落として?ミケが起きちゃう』
隣はミケの部屋。
(確かにそうだ、あまり大きな…、いやだからそういうことでは…!)
気付けば、ナナバはエルヴィンの腰に片腕をまわしていた。そして、持ち上げるように力を込める。
抵抗しなければ。
そんな思いとはうらはらに、エルヴィンは片膝を立て腰を浮かせる。
(何を、しているんだ…!)
自分で自分に悪態をつく。
…しょせん体は正直ということなのか、と。
そんなエルヴィンをよそに、一気にズボンと下着を剥ぎ取ったナナバは、迷いなくソレに顔を寄せる。
『…、下手。だと思う。ごめん』
そう言っては優しく握り、反応を見せ始めたエルヴィンをそっと口に含んだ。