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砂漠の月

第2章 砂漠の月71~150


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前日にケーキを置いたので、元就と一緒に帰ったら家から取って来よう。
元就のおうちに泊まりますと黒羽、雹牙、昴にメールを送って義理チョコと、ケーキとは別に元就のチョコも持って家を出た。

「Good morning!市」
「お市殿!おはようございまする」
「政宗、幸村おはよう」

はい、とチョコを渡すと幸村は喜んでくれたけど。

「本命いるのにチョコ配るのかよ」
「これは友チョコですー、いらんなら市が食べます」
「要らねぇとは言ってないぜ」

ひょいっと、没収しようと伸ばした手を政宗に捕まれた。ぐぬぬ、両手塞がれてはどうする事も出来ず
してやったりな顔がむーかーつーくー

「焼け焦げよ!」
「熱っちい!!毛利!婆娑羅技使うんじゃねえ」
「案ずるな、誰も気づかぬ」

市を離せ、と政宗から剥がされて。むすっとしたまま靴を履き替え
元就の背後を早足で追いかければ。手を差し出されて、手を繋ぐ。

「他の者にも配って行くのか?」
「うん、皆にも作ってきたの」
「成らばさっさと渡しに行くぞ」
「はーい」

元就の分を先に渡してご機嫌な時に走って教室に特攻。
クラスメイトさんが目をパチクリさせてたけど。
姉小路、宇都宮、猿飛くんいますかー、ああ、浅井くんこれ貰って置いて

「義理だから」
「くっ…承知した」

兄さまのとこに行ってから、教員室に行って男性教員に配りまくった。
あぶあぶ、HRギリギリ、遅刻するとこだった。

教室着いてちょっとガックリ。晴久や元就、三成、吉継、元親の机に包装された箱が置いてあった。
いやあ、予想はしてたけどさあ。

「市」
「ん?あがっ」

先客から貰ったチョコを口に突っ込まれて。あ、これあそこの店のだ。美味しい。

「食べ物に罪は無かろう」
「うん、美味しい」

学校が終わって、元就の家で。本命ケーキを出したら元就がきょとんと。

「学校で渡されたもので終わりと思うたわ」
「昨日作ったケーキ、家に置いてたの」

さくっとフォークでケーキを刺して。

「元就あーん」
「…」

すっごい真っ赤な顔な元就珍しいです。
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