第105章 光の癌(三雲)
俺がしたくてしてるんだ…
俺も…同じことを思った
願った
でも……あの人が…本当にしあわせそうなんだ
あの時(別れの時)とは…違ってさ…
それでいいんだ
少なくとも俺はそう思ってる
お前もだろ?」微笑
武彦「……ふっ
はい」微笑
ゼオ「んじゃあ…帰るか!^^」
武彦「はい!^^」
ゼオは元々信じていて、その上で計算尽くな感じが強いです
母も、朧も、皆のことも
これまでずっと、見てきたからこそ…
母が危険になれば生まれ変わる
そう設定したバハムートと武彦
母に暗黒の十三日間が再び訪れることが確定した時点で生まれ変わる
そう設定した朧
しかしゼオはそんな決まり(縛り)を作らず、ずっと見てきていたから…
母も…皆も…全てを…
過去も未来も…
だからこそ、ああ動いた
ゼオは
「母はこの人たちと一緒にいたい」という現在の意思まで含めて判断できる
そして今回も、最初から全部を説明してしまうのではなく、自分が必要だと思ったところだけ動かした
朧を止めることもできる
武彦に任せることもできる
ボーダー側に直接説明することもできる
でも、敢えて全部はしない
何故なら
「自分たちが答えを与えたら、また同じことになる」
と分かっているから
だから朧に吐き出させる
武彦には戦わせる
ボーダーには自分たちで向き合わせる
そして恵土本人には、最後に自分の意思を言わせる
かなり計算尽くでの動き
しかも、その計算の根底にあるのが冷たい合理性ではなく
「ずっと見てきたから、信じている」
「あの人が……本当にしあわせそうなんだ
それでいいんだ」
という言葉も、単なる感傷じゃない
何兆年という観測の末に出した結論だった
「母は大丈夫だ」と盲目的に信じているのではなく
「全部見た
その上で、母がこの人たちと生きたいと言うなら、それを信じる」
という信頼
信じているからこそ、手を出し過ぎない
信じているからこそ、必要なところだけ介入する
信じているからこそ、最後の選択は母自身に返す
それがゼオの本当の結論だった
バハムート
一乗寺賢
ゼオ
本宮大輔
朧
井ノ上京
武彦
火田伊織
という関係性
太刀川が残された理由
行かせてもらえなかったのは…
武彦によるものであり、暴走する人達を止める為だった
太刀川(バハムート了解)むすっ