第104章 最初(始祖)
他のやつがやれば…二度と生まれてこれなくなる
それだけは避けたい
たとえ……自分が自分で無くなったとしても
そういうものだと知っていても…
………大事な人達が消えるよりゃマシだ
私は…みんなが大好きだから
守りたいから…
だから…その為に使われるんなら、守れるんなら、それでいい
命も自我も記憶も、全部くれてやる」真剣
初代「実在化の為に必要な分は…
癌と半グロが消えた今…
僅かな程度にまで下がった」
恵土「全部…知ってる
二度と触れられないことも…
今までできてたみたいに、ぶつかり合えないことも…
できるとしても分身に意識を乗せるだけ…それも……
二億分の一にも満たない力でしか出せない
それでも……
やっぱ…やだな(震え)
恐いよ…二度と触れられなくなるのもなんだけども
話すこともできないだろ?
抱き締めることも、ワチャワチャじゃれ合うことも全部できない…
この世の内しか…出来ないんだからさ
今世が最後なんだ
神として完成してから生まれてきたのは今回だけ…
それも…主犯格の癌と半グロをすべて処理する為、その折に出る…罪も無い同化する人を減らす為だけなんだしさ
でももう…終わったんだよね(震え)
この世にいても…邪魔なだけ
なのかな…と
でも…どんなに邪魔でも一緒がいいよ…
これまで一緒に、笑って、泣いて、怒って…やいやい言い合いながら、楽しかったもん
出来なくなるのは…やっぱりやだよっ
なんとかなんないのかな」涙
初代「無理だ」
恵土「うん…知ってる…ごめんね^^;
一兆五千億年も頑張ってきたんだもんね
私もその道を行くことも…わかってるよ…
でもさ…ひとつだけお願いしてもいい?」ぐすっ
『…………』
ごしごし
恵土「ゴキブリが壁に引っ付いたりしないよね?」ぐすん
『………………そこ!!?』
恵土「だってさ!初代の記憶で見たんだ!!
ゴキブリが面会に来た人達の荷物に紛れ込んでて!
それが手についてびっくりした太一に、壁に叩きつけられたことがあるって!!」
初代「霊は………いる…な」滝汗←同じく苦手
恵土「そしてぶつけてきた人が…太一で
3750億年に1回の頻度で
一度あれば二度とやらないようにしてくれてることも…(がたがた)
でも、さ……
初代「うん」
視線が集中する中、重々しく口を開いた
