第103章 伝説(でんせつ)
ゲートが開かなくなる瞬間まで…
最後の瞬間まで、暴れ抜き、守り抜いた
そして…
血を吐いて、一週間に渡り昏睡状態に陥った
迅『大丈夫
もう襲撃は無いよ
落ち着いたみたいだ』
小南『恵土!恵土!!恵土!!!』ゆさゆさ
迅『大丈夫
命に別条は無いよ』
城戸『恵土…一体どれだけ視力を…』なで←心配そうに頭を撫でる
桐山『一先ず病院に運ぼう
運営している所があるはずだ』
三門市立総合病院に運ばれ、そのまま入院した
10日が過ぎ、恵土が目を覚ました
退院できる状態になる頃には…倒れてから15日が経過していた
あの赤マントを出せと言われたこともあり記者会見に出ることになった
そして…記者会見にて
左目への石投げにより失明
診断書が書かれてから
左目へ宿った初代原初の始祖神に治してもらった
3度の自殺に至る出来事だった……
その事件を受けて入ってきたのが…
風間、太刀川、東だった……
だからなのか……
ネイバー『そいつは人間じゃない!
神の力を顕現させる為に、創られた存在だ!!
実在化なんて次元に留まる代物じゃないんだ!!!
そいつをよこせ!!
菊地原『そんな恩知らずいないでしょ、この場には』
ネイバー『そいつは化け物だ
ぱっぱとよこせ!』
東『…………
たとえ…なんであっても…渡さない
この人は…俺の恩師で、恩人だ
この人が…
全てを敵に回すというのなら!←恵土の満面の笑みが浮かぶ
俺も全てを敵に回す——!!』
真剣な顔でスコープを覗き敵へ向けて構える
全員も一丸となって…恵土をネイバーから遠ざけるように、各々武器を構えた
恵土自身が…全ての実在化の起点…存在を司る神であることは、ボーダー内の一部に共有されていた
その点を抜きにしても…
たくさんの人と心に触れ、救ってきていた
しかし……そんな人を持っていても…その声は届かず、鼓膜にも響かず…寄り添われること等無かった——
このままでは殺されてしまう———!あの時のように!!
どこからか響く声…
魂の内からの叫びが木霊する
魂が悲鳴を上げる
しかし……それは誰も、気にも留めすらしなかった
テロップ『恵土が三雲修に殺されるまで約2か月…タイムリミットはすぐそこまで迫っていた』
『伝説(始まりの魂)』を最初の頃に殺した…それが修だから