第103章 伝説(でんせつ)
恵土『試食の為に作ったんだ!!
感想まで言ってくれないと困る!!』
弓場『……………
それは…命令ですか?』
恵土『…………
(にこ)
ああ!^^
頑張った分、ちゃんと食え!』
弓場『では…おひとついただきます』
恵土『どうだ?
片手で食べれるから楽だろ?^^(にこっ)
米粉パンなら、アレルギー持ちの人でも、安心して食えるからな』微笑
弓場『……………
……めっっっちゃうまいです』もぐもぐ
恵土『そっか!
よかった^^
各種6個包んでるから持って帰れ(がさっ)←袋を差し出す
余ったら明日の昼に食うでもいいぞ?
もう完成間近まで作れてるからな!感想欲しかったんだ
ありがとうな
気を付けて帰れよ〜!♪』手を振る
弓場は部長室の外へ出るや否や
きっちり90度お辞儀をして去っていった
それから…恩人という認識が強く残っていたのだそう
後の恵土式パンサンド誕生の瞬間だった
恵土「教えれば教える分だけ伸びるから楽しかったなあ^^
教えたら柔軟性が損なわれて成長が狭まるものと
教えれば教えた分だけ吸収して伸びてくものがある
修は前者で、唯我が後者だった
だから徹底的に教えた
育成戦術本にも書いてるがな…
人には二種類ある
教えれば教えるほど伸びるタイプと
教えることで伸びなくなるタイプだ
修は後者
あいつの武器は『考える力』だ
最初から答えを与え過ぎると、その答えに縛られる
発想の幅が狭まり、柔軟性も対応力も失われる
だから最低限しか教えない
自分で考え、失敗し、答えを見つけることが、あいつの一番の成長になる
自分の戦い方というのは、経験も下積みも積み上げて行く過程を経て、完成させてゆくものだ
その理由が分からなければ、人に言われるがままに流されて組み替えれば、どれを入れてどれを捨てるのかの取捨選択の意味が分からなくなるからな
そうなれば容易く壊れやすくなる
自分で決めたものの方が固い!壊れにくい!丈夫になり流され辛く長持ちするってこったな
唯我は前者だ
教えたことをそのまま吸収し、自分のものにして更に発展させる
だから惜しみなく教える
教えた分だけ返ってくる
ああいうタイプを育てるのは本当に楽しい
経験を積めば積むだけ、対応力までしっかり身に付けられる
『経験』が武器になるタイプだ
あれが育てるのが一番楽なんだよな^^
