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Unlimited【ダンまち】

第102章 戦乱(せんらん)





最後にあの二人組、トリオン体で無くなってたそれに
首を斬り落として…

そう見えたんだが…実際は無傷で気絶させてた


その間中ずっと
最上さんが何度呼び掛けても叫んでも何も反応ねえし
城戸さんが肩を叩いても全く微動だもしねえし
俺が必死に羽交い締めしてもそれごと動いてくし
忍田も手伝ったんだが、俺達や味方だけは、絶対守るしトリオン体を解除させねえしで……

震えが止まらなかった…別の意味で
その時は…すげえ!!ってばっかりで、その恐ろしさに気付いてなかったんだよな


で…
最上さんが「敵はもういない!!大丈夫だ!!起きろ!!戻れ!!!戻ってこい!!!!」って必死に肩を揺さぶりながら抱き締めて
そしたら…

操り人形の糸が切れるみたいに、光が石鹸くずがお湯に溶けるみたいに空気中に溶けて霧散して消えてって、恵土は力を無くしてその場に跪いた
トリオン体じゃなくて生身だった

後になってからの話なんだが…
最も強大無比な大国を滅ぼしたって震撼させてた


本人は全く覚えてねえって言うし…
髪はボッサボサだし、何がなんだかってきょとんとしてる顔だし
結局誰一人として傷付かず、白帝も使わずで帰ってったんだ

それからトリオン体でも纏いや集中を使えるようになったらしい…
トリオン体ってのは、トリオンを体外に出させないもんだからな
トリオン体の腕を敢えて一部分斬って使っていたんだが、その必要が無くなった

何かと一つになった…気がする
うっすらだけど…と


で…
そんな力あるんなら使いこなせるに越したことねえって
自由に使えるようになった方がいいって思って、恵土へ提案して
本人も乗り気だったから

忍田は止めたんだがな
最上さんからも城戸さんからももう使うなと言われたしって

でも恵土自身やりたいってことで
忍田へは報告用の動画を撮ってくれって頼んでよ当時携帯で


で…
いざやろうとした時
どうしてもなれなくって

そんでよ…
俺達を二人組に見立ててやったらどうだ?って言ったら…

一瞬で出来て…
咆哮も何も無く、恵土はあの状態になってた


で…
次の瞬間には俺のトリオン体の首が跳ね飛ばされていて
解除された生身の俺の喉元に剣先が突き付けられていた

恵土「我の眠りを妨げたのは貴様か——」
底冷えする声で、その場に響いた

俺ぁ咄嗟に両手を上に挙げて言ったんだ


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