第101章 昔話(むかしばなし)
最上「あいつは…いつも、泣いているような目をしていた
泣いていなくても…心で、泣いているように視えた
^^
だからな…迅……←腰に両手を当てて楽しそうに走り回る恵土を見つめる
俺は…嬉しいんだ
恵土がもう、泣かなくなった
心底楽しそうに笑うようになった
楽しいな…迅^^
楽しいよ…ふふふっ//」微笑
巣立ちかあ——
と、瞑目して、感慨深そうに言っていた
迅「ああ…そっか…
だから……恵土先輩、俺が最上さんに弟子入りする時、あんな歪んだ顔になってたんだ
なりたかったのかな……ひょっとして)
ねえ…最上さん」
床に尻を付けて座ったまま
恵土先輩を真っ直ぐに見ながら呟く
最上「ん?」迅へ向く
迅「最上さんにとって…
恵土先輩って…どんな存在?」
最上「ん?
う〜ん…(腕組み)
そうだなあ…
ふふっ…^^
大事な娘(むすめ)だ
自慢の娘だよ
自慢のな…(しみじみ微笑)
あんなに優しい子は見たことない!^^」ふふっ
腕組みしたまま、再び恵土を見つめて笑う
迅「俺もだよ…」
微笑した後、目を伏せる
その時…気付いたんだ
俺……
俺は…恵土先輩が一番好きで
恵土先輩がボーダーの中で一番好きなのは、最上さんなんだって
最上さんは、秀次に本当に感謝していた
家を、帰る場所を与えてくれたことを
だから……笑えるようになったんだって
それまででも笑ってはいたけれど
どこかで泣いていたんだって……
俺も…そう思う
だから……守ろうとした
間に合わなかった
……ごめんな、秀次
秀次「!
あんたが謝ることじゃ!」
迅「それでも…謝らせてくれ
おれがしたいだけなんだ^^;」汗
そう苦笑した
秀次「……………←なんとか飲み込もうとする
わかった」
迅「あの一時入院も…麻痺したそれへの治療の為なんかじゃない
そりゃ手術もあったけど…すぐ終わったんだ
当日ですぐ帰ってきてた…
1日中見れるのはこっちで、人数もいるからって一時的にね
恵土先輩が、おじさんの家に帰りたいって言ってくれたみたいで…そこは問題なく進んだんだ
葬儀が終わるまでは秀次の家にいて
けど……
抜け殻みたいになって
なんにも……
食べなかったんだ
飲まなかったんだ
まるでみんなを探すみたいに
ふらふらふらふらして…
で…いないとわかったらまた戻って