第96章 神年(しんねん)
クゥーの白き羽を背に生やし
シグマを羽衣に込めて
全ての攻撃を受け流しながら間合いを詰める
ケイト「うおおおおおおおおおお!!」
エル『真っ向勝負だ!!!』
通信機越しに見て興奮気味に叫ぶエルを置いて
左拳を振りかざした
ケイト「お前を変形(へんぎょう)させてる闇を根こそぎ全部清浄化させてやる!!!
受け取れ——これが、これまで尽くし続けてくれたお前へのお返しだあああああああ!!!!
フロー・ブラストおおおおおおおお!!!!!」
突き立てた左拳から光の奔流が溢れ出し噴出する
文字通り光となって溶けて消えていった…
生えていた手足が…
竜の姿となっていたそれらが…
全て氷解するように……
大気中に溶けて消えて行った——
フロー・ブラストは
化身化を使えない仁はラスト・ブレッシングでフロー(5268〜5272,5275ページ参照)を
化身化や深淵を使える仁はその各奥義を
全世界、全魂で放った極大奥義である
ケイト「私の本分は、他の強化だ!
お前の力なら…
出来るだろ?」
くらっ
がくっ
ばたり
ふらつき、その場に力無く跪き、前のめりに倒れた
バハムートの原初の魚としての根源…世界清浄機構へ直接叩き込み、強化したことによるものだった
バハムート「う…
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
ようやっと解放され、高らかに咆哮を上げる
ケイト(これまでお前を苦しめてきたもの達に、目に物見せてやれ!)瞑目
ケイトはうつ伏せに倒れ伏したまま、力を使い果たして死に掛けていた
その瞬間…
バハムートの死んでいたようなくすんだ目が立ち所に光を放ち、世界清浄機構としての役割を果たさんと咆哮を上げた
今もなお残り散らばり残留し、所々に残っていた副流煙の破片が…
今度こそ完全に、この世からも、全てからも、消え去った
そして直ぐにケイトを回復させてくれた
ケイト「信じてたぜ…?」
ふらっ
バハムート「全く無茶をする!
お前はいつもそうだ!
先代も先々代も無茶ばかりしおって!!」ぷんすか
ケイト「はははは^^
そうでもないと救えないんならやるさ(にかっ!)
無事で良かった^^//
おかえり」
すっ
バハムート「…
ふんっ←瞑目し微笑する
ただいま」
ぺしん
差し伸べられた手に、バハムートは軽く尾びれで叩いて返した
