第96章 神年(しんねん)
ケイト「決着の時だ!!」にっ!!
拳を握り締めて笑い掛ける
その叫びに再び頷いた
武彦「戦いますか…?それとも」
ケイト「話し合いは抜きだ!
あいつとは…殴り合いで形を付けてきた!
今度もそれで行く!
あいつの目を醒まさせてやる!
あいつに今もなお深くこびり着いてる「副流煙」ごとぶっ飛ばしてな!!」にやり←拳を眼前で握り締める
武彦「くす)
(そうだった…
いつも楽しそうに殴り合ってたっけ)(微笑)←4億年もの思い出が想起し、想いを馳せる
わかりました」目を伏せて笑う
ケイト「また…手を貸してくれるか?」微笑
武彦「はい!(大きく頷く)
言われるまでもありません
私も…呑まれ掛けていました…
その程度に収めてくれていた恩人(バハムート)を、放ってはおけませんからね」微笑
それに皆も頷き、各々武器を手に携えて上へ掲げるように持ち上げた
同意を示す為に…
ケイト「微笑し頷く)よっし!
話は決まったな!!
さぁみんな—いってみようか!!!!」拳を握り締め叫び掛ける
『おう(応)!!!!』
そして…再び、バハムートの前へ移動した
タイマンで殴り合う為に
ケイト「なまってねえだろうな!?バハムート!!
ケリつけに来たぜ!!」微笑
バハムート『始祖神——始祖神んんんんんんん!!』
よだれを垂らし大口を開けて飛び込んでくる
ぱあんっ!!
ケイト「掛かってこおい!!」
両手を自身の胸の前で叩いてから
左手を前に、右手を後ろに構えた
真剣な顔で微笑を携えて…
皆の想いと力を一身に受けて、自身の拳を持って……
最後の戦いへ挑んだ——
主犯格の癌は
「悪いことをしたと思いたくない願い」に負けた
目の前の現実からも逃げ、戦いからも逃げ、自らの「邪悪な心」に呑まれた
だから感情が爆発しやすくなり、暴走しやすくなった
それに伴い、感情任せに直走り、後先考えず好き放題し、全て人へ着せ支払わせて回る等の事態を招いた
その結果、優しさを持ちながら邪悪な心をも持ち続けることとなった
本意では無い為
その無念が「呪い」となった
そして「副流煙」にも繋がった
というのが事の真意、そこに至った経緯と流れだ
だからこそ「副流煙」も「呪い」も一層深まる…より重みを増して
それを——バハムートに纏わりつくものを弾き飛ばした
