第96章 神年(しんねん)
50億年前…ある一匹の竜がいた
名はバハムート…
彼は…ある罪を犯し、封印されることとなった
その罪とは……主犯格の癌を暴き、それに与した全てを先んじて消す行為だった
今もなお…全てを無に帰す行為は正しかっただろうが!!と仕返しを敢行する為に、力を蓄えている——今後来る更なる戦いに備えて
46億年前
星に擬態させ封印された
その後6億年もの歳月を掛けなければ冷えなかった
40億年前
表面が冷えたことで下記の事態が起きた
マントルが卵の殻、固体に
外核が卵白、内核が卵黄、液体に
それぞれ変わって固着した
元来は卵にまで戻した後に、表面を神の力の膜で覆うだけで液体を生のまま放置し、神の力で封印していた
その後…生命が誕生し出した
清浄な生き物達で覆い尽くし、成長を抑制し、二度と目醒めないようにした
だが……
血(溶岩)のみの塊だった状態から
ある事柄により、一変することになる
この世、地球への主犯格の癌転生だ
10万年前の主犯格の癌転生時
脳と心臓と目ができた
転生前に極東に武彦が封印されていてもなお、止めることは出来なかった
原初の精霊を封印されることで辛うじて成長速度が弱り、身投げにより成長は止まった
主犯格の癌の闇は、「罪を罪とも思わない心」=「邪悪な心」の化身であり、それを善に見せ掛け、人々にも神々にも癌化を及ぼし変異させる…
それだけでは無い
全てを消し殺し笑う在り方、自らの罪を思い込みで歪め認めない生き方そのものだ…
諸悪の根源とは……善と信じ大事に想った全てを癌化させるだけでは留まらず、バハムートを覚醒めさせ全てを消す事態を招くことから言われたのが始まりだ
その為…主犯格の癌を善とし布教することは、主犯格の癌の全てを消す犯罪行為への加担者、共犯者という犯罪者として消滅&強制身投げという罰を受ける
5000年前には迷宮により成長が一時止まり、緩和された
だが…地獄はここからだった
3000年前の主犯格の癌転生時には
体ができた
そして今…
主犯格の癌転生時
手足が生え、体の骨格全体が完成してしまった
主犯格の癌とそれに与する全員が消え
災厄、蘇生と癌一同と半グロが70京人を除いて消えた今…
尻尾が生え、筋肉が発達し、全身に血が通い、外に出ようと今まさに藻掻いていた…