第93章 深淵(しんえん)
8月28日晩18時を過ぎた頃
敢えて一人にした
必ず死なさないからと言及を受けて
しかし…
心臓を突き刺して殺してきた
左腕は折れ引き千切れ掛かっており
『赦さん!!!』ぎりいっ!!!
そう強く念じ歯噛みした瞬間
変化が訪れた
どっくん!
どっくん!!
どっくん!!!
じゅうううううう
左腕が急に回復してきて
からん
心臓に刺された杭が抜け落ち金属音を立て
煙を立てて傷が消えてゆく
口角が上がり…全身が白く発光し、発色してゆく
身に付けていた全てが白くなり、それに気を取られていると…
身体を自ら起こし、目を開けた
その目は、瞳孔が白く光っており、虹彩が白く変色していた…
化身化…
目醒めた
願いそのものの化身として、神として覚醒めたらしい
その後…
アヴァンはデマオンに拉致され
怒号と罵声の大音量が飛び交っていたらしい
通話しようにも、取り込み中の為時間が経ってから掛け直し下さい、の一文のみが返って来る
ケイト「なんかよくわかんないけど
想いのままに出来る
あ…あとなんか……
寿命まで死ねなくなったみたい
弱ったなあ、あはははは^^;」
眩しいことに言及を受けると…
化身化・無間(けしんか・むげん)
を用いて、変色も発光も無い状態の化身化へと至った
化身化同士の勝負は
互いに負けを認めない限り
心が折れない限り決着は付かず
被害が拡がる一方となり兼ねない為、厳禁とされている
その影響も余波も、全てを一撃に込めているのだが
念の為
ケイト「世界を無限ぐらいなら吹き飛ばせる
手を払った程度の感覚、その余波で
色んな意味で危険だから
どちらも負けず嫌いだからなあ…」遠い目
そんな経緯もあり…
結局…
食べ物勝負となったらしい
ベリアルとデマオンの喧嘩についてでの言及である
ベリアルは主に闇と雷(ホーミング(追尾機能付き)雷)を使い
デマオンは主に闇と炎と雷(ホーミング雷炎獄(らいえんごく))を使っていた
人間の形態のままで
神の力を無限に発揮し出すことが可能らしい
と、言っても…僕等は既に出来ているが……
殺されても自然と、自ずと働くことが分かって安心した
皆心底安堵する中で…なおもデマオンの激昂と、アヴァンの断末魔が、高らかに響き渡っていた(ベリアルも参戦していたらしい)