第74章 融和
静かに寄り添い、口々に言い放った
アーニャ「木っ端みじん…影も形もないニャ」がくぶる
リュー「癌とは、そういう結末を呼ぶものです
下手をすれば…この世だけじゃない
あの世、ありとあらゆる世界中全てにまで飛び火していっていた可能性も高かった」
アイズ「それだけじゃない…」
『?』
アイズ「原作を、作品として見ている人達にも、飛び火していっている
洗脳にかかった人達は、本当に多い…」
ガレス「危険性は変わらず、か…」
僕達より離れた場所で、魔界を見ながら話し合っていた
アスフィ「しかし、そちらの世界の問題です
こちらはこちらで注意しなければ…」
オッタル「フレイヤ様…」だっ!!
消すまでもなく、自ら自壊して存在ごと消えたこともあり
解放されるや否や、フレイヤのもとへ駆けていった
無事を確かめる気だろう…
それをよそに、僕等は変わらず話し合いを続けていた
アイシャ「確かに春姫を守れなかったのは残念だ
だが…数多の人々を巻き込み傷付ける手段を取り、実行中も考えを改めなかった
結末さえよければ、それでいいとはならないんだよ…
防げるのに、防ごうともしない
傷付けなくていいものまで、傷付け嬲る
そして…後から、取ってつけたようにしか償いをしない
前段階で防げるものだったとしてもだ…
それを止めなかったヘスティア・ファミリアにも、それを無罪として判決を下しその後押しをしたウラノスにも、言われるままベルを守ろうと情報を撹乱させたフェルズにも、責任がある
だから消された…
消さなくちゃ、他が生きていけないんだ――
避けられないことなんだよ―――
わかっておくれ――」なでなで
ケイト「ん…」こく、ぐすり
フィン「地獄に収まり切らない
周りが黙ってない、その常識さえ悪いことと認識させる
神様レベルの魅了、強力な洗脳と毒を持ってるんだ
根は善人だが、
自分と守りたいもの以外の全部にとって、悪い結果にしか結び付けられないんだよ
悪い影響しか及ぼさないんだ
自分の中にある光を、周りからの光を、
闇の支えに、自分を安心させる為に使ってしまっているから
沢田綱吉とベル・クラネルの霊体、存在自体が消されたのはそれでだ
再び災厄を生み出してしまうことになるから
自分にとってだけで意味を捻じ曲げること、そこが癌化の始まりだ」