第74章 融和
現実を叩き付けられて、どんな想いを抱えて…今、僕達と話しているのだろう
煌々と、明るく光差す太陽とは裏腹に…
その方向を見て笑って語っていたはずのケイトが…
俯いて…何とも言えない表情で、静かにいた
どんな気持ちかは…すぐに伝わってきた…
底知れない哀しみ…
深い渦のように、怒るでもなく、痛むでもなく、ただ――
哀愁のみが…静かに底知れないほどに渦巻いていた
リヴェリア「……そうか
済まない、立ち入ったことを聞いてしまったな」
ケイト「頭を振る)
助けるのは、その為に、一生懸命頑張るのはいい事なんだって…
ちゃんと、全部をかえりみたから、この手段に行き着くまで、必死に頑張ったから…
だから…教えることを選んだんだって…
それが…神々からの、答えだって……
決めて…教えてくれた……
わざわざ…こんな、私なんかの為に……
どちらにせよ、壊す必要のある魔界に送り付けてチャンスを与える…
いい方法だって、褒められたよ^^
でも……
助けるには、相手が悪過ぎたって…
だから、そういう相手の時は…もう、やめなさいって…
消すのは…役割上仕方がないんだって、避けられないことなんだって…
誰かがやらなきゃ、みんな染まって消えちゃう
嫌ならやらなきゃいい、で、全部丸く収まるなんてことは無い
何もやらなきゃ、なんにもならない
染まって、消えていくのを、笑って見てるだけになってしまう
闇に染まらない身で、自分だけ安全圏で…
『自分の中の闇と付き合い、完全に克服した光の存在、神』に至らなければ、する訳には行かない、させる訳にも行かない
『その罪深さを知り、背負い、励み続ける道』を、選べない人間の内では
かえりみない内は、それを正しいと凝り固まって何もしない修業中の内は…
決してさせる訳には行かないんだ――(涙)
正しいと満足して…それ以上の方を、励めない、人間だから…
凝り固まって、正当化するだけの闇にとらわれて、抗えない
光とは真逆の存在には…
そんな役割、与えられないんだって……
かえりみないから、笑うから…その罪までをも好きに、勝手にするからって」
その目には涙が滲んでいた
ケイト「はあああああああああああ」
深く…一気に吐き出すのではなく、泣いているかのように、震えながら息を吐いた