第24章 いざ!出陣!【24】
私を呼びに来た短刀達の姿を見ると私は石切丸さんの膝の上から立ち上がる
今日、今までの私の様子を見ていた広間組の皆は私を心配するように見ていた
和泉守「おい、お前、大丈夫か?」
心配そうに私を見る兼さんに気付かなくもないが、思いの外、私は落ち着いていた
『ん?何が?昼寝したら、すこぶる元気になった!だから今から私の本気を見せてやる!』
ニカッと笑って見せた
和泉守「お前の本気って何だよ…」
広間組の皆が思うのは、出陣部隊が大ケガをしていてそれを見た私が取り乱し泣き崩れてしまうのではないかと
『いいからいいから!浦島君達帰ってきたから皆でお出迎えしよう!』
小烏丸「そうだな、我も子らにお帰りと言ってやろう」
小烏丸さんが立ち上がると他の皆も立ち上がった
『うん!ありがとう!私は先に行くね!』
そうして私は広間を飛び出した
そんな私に続いて呼びに来てくれた短刀達が後を追う
和泉守「あっ!おまっ…」
堀川「兼さん、主さんが心配なんだね?」
和泉守「そんなんじゃねーよ!あいつ!もし出陣部隊が大ケガして帰ってきてたらあいつが全員手入れするだろ!無茶してぶっ倒れるに決まってんだろーが!」
堀川「それを心配してるって言うんだよ?」
和泉守「うっ!うるせー!」
また兼さんが言った事は皆も同じように思ったようで、皆も広間を飛び出したのだった
一方、私は門が見える所まで来ると出陣部隊を囲んでいる短刀達の後ろ姿が見えた
『おーかーえーりーー!』
私が叫ぶと出陣部隊を囲んでいた短刀達が私の声に気付き左右に避けた
そうして見えた出陣部隊
ぐったりと座り込んでいる明石さんと浦島君が見える。そんな二人を蜂須賀さんと長曽祢さんが支えていた、またその様子を心配そうに見ている短刀達と蛍君と愛染君
出陣部隊に近づくにつれてはっきり見えてきた明石さんと浦島君は大ケガをしていた
『っ!?』
彼らの前まで来たが声が出ない
蛍君も愛染君も蜂須賀さんも長曽祢さんも身体中に切傷をつけていて痛々しかった
こんなになるなんて…想像以上だった
『あ……ぁ………』
どうしよう…手足の指先が冷えていくような気がした
それからすぐに広間組も門に到着した