第24章 いざ!出陣!【24】
加州「なに?まだ何かあるの?おとなしく待っててよ。戻ったら食べさせてあげるからさ」
『えっ!?…あ…う~ん…う~ん』
私が突然、頭を抱えて唸りだすと
加州「主!大丈夫!?」
清光はお盆を投げるように円卓にガシャンと置くと私に駆け寄り背中を撫でながら顔を覗き込んできた
『へっ!?大丈夫だよ!?』
加州「ホントに!?今、頭抱えて唸ってたでしょ!」
『あ…だって…お腹すいて冷たくても良いから今すぐお粥食べたいけど、熱々のお粥を清光のフーフーあ~ん♪も捨てがたい…だから悩むでしょ?』
加州「そんな事で!?」
『そんな事じゃないもん!私には究極の選択なんだから!』
加州「ホント主って…普通食べさせてあげるからさ、なんて言われたら、恥ずかしいってならない?」
『なるよ?』
加州「主はならないの?」
『なるよ』
加州「なるの!?」
『なるよ!なんで!?』
加州「だってそんな素振り全然みせないじゃん!」
『私が、恥ずかしくてモジモジなんてそれこそ恥ずかしくてできないよ!』
加州「えー!ちょっとやって見せてよ!」
『やだよ!何でそうなる!?』
加州「良いじゃん良いじゃん!大人の女だったらそれくらい出来るでしょ?」
『なんだとっ!?私はこのままでもじゅうぶん大人の女ですぅ~!』
加州「ホントうるさいね、少し黙ってよ」
すると清光が急に私を抱き締めた
『ちょっ!清光!?』
加州「いいから黙っておとなしくして」
『はい…』
加州「ねぇ主、今だけで良いから俺をみて。俺だけをみてよ」
清光は抱き締めた腕を少し緩め私の顔を覗き込んだ
『あ…きよ…みつ?』
加州「あるじ…」
ぐぅ~………
『あ!』
加州「ちょっと!今、良い雰囲気だったのに!主のお腹の虫に邪魔された…」
『ごめんなさい』
加州「仕方ない、もう少しで主の恥ずかしがる姿が見れると思ったけど、腹の虫なんとかしないとまた邪魔されそうだからね?ほら行くよ」
清光は立ち上がると片手にお盆を持ち反対の手は私の手を引き台所へと向かったのだった