第24章 いざ!出陣!【24】
ふと目が覚めると日はすっかり落ち辺りは真っ暗だった
けれど襖が開いている事に気付きそちらに目を向けるとそこには人影が
そこには月明かりを浴びながら襖の縁に凭れ月を見上げる清光の姿があった
『清光…?』
私が小さな声で呼ぶと清光はすぐに気付き近くまで来てくれた
加州「主?目が覚めたんだね?具合どう?」
私は、もそりと起きあがり
『うん、寝起きで良いもの見れてすこぶる元気』
加州「なにそれ?まだ具合悪いの誤魔化してるの?」
『そんな事ないよ?寝る前は頭ぐわんぐわんしてたけど、今はそれ無くなってるしね?』
加州「そう、良かった。で?良いものってなに?」
『さっき、清光が月を見上げてた横顔綺麗で格好よかったよ。今は月明かり背中に浴びてて逆光で清光の顔がよく見えないよ』
そうして私は清光の顔をよく見ようと清光の顔に自分の顔を近付けてみた
加州「ちょっ!主!?顔近いから!」
『っ!?ごめんなさい!』
私は慌てて清光から離れた
清光もそれを見て慌てて立上ると部屋の明かりをつけてくれた
『うっ!眩しい』
加州「ごめん!大丈夫?」
『うん、暗闇に居たからだね?大丈夫👍』
清光は私の様子を見ながら安心しつつまた布団の脇に座ると
加州「俺はあのままだったら大丈夫じゃ無かったかも」
『ん?何で?』
加州「もぉー!今はここに俺と主だけなんだよ?部屋の明かり消したままだったら主の事、襲ってたかもしれないよ?」
『ごめんなさい!』
加州「ぇえー?ちょっと主!?」
『何さ!?』
加州「何さ!?じゃなくて!清光なら良いよって言ってよ!?」
『言わないよ!?』
ぐぅ~…
加州「なに?今の音?」
『……おなかすいた……』
加州「ぷっ!あはははは♪ホント主って色気ないよね?」
『なんだとっ!?』
加州「まあまあ、落ち着いて?それより歌仙が作ってくれたお粥があるけど食べる?」
私は振り返り円卓をみるとお盆の上にお粥が入っているだろうと思われる小さな土鍋に蓋がされ置いてあった
『食べるー!』
加州「じゃ、温め直して来るから待ってて」
清光はお盆を持ち部屋を出て行こうとした
『ぇえー!清光待って!』