第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「ローって今までどんな女性とお付き合いしていたの?」
前言撤回。期待はまったくできなさそうだ。
普通にローの過去の女性関係を聞いてくるくらいなので、嫉妬で怒る姿などまったく想像すらできない。
「付き合ってはないんじゃない?一夜限りがほとんどだし」
「良かったじゃん初恋人で。若しくは童貞のほうがよかった?」
そしてローのことなのに勝手に2人が話し出す。
いくら止めろと言っても喋る口を閉じない二人に、最早斬るしかないのかとローは思い始めていた。
「ローならなんでもいいですよ」
「まぁー!あついわねぇ。あーあなんで今日喧嘩したんだろうなぁ」
「はいはいご馳走様です。そういえばユーリは誰かと付き合ったことあるの?」
ユーリの言葉に少し機嫌の直ったローだが、シズが爆弾を設置し始めた。
「え?うーん………さぁ?」
なんとも微妙な回答にちょっとまてとローは思った。
確か記憶が正しければ、最初ヤッたときユーリは処女だったはずだ。
まさか向こうの世界での話か…?
辿り着いた可能性に、完全に自分のことは棚に上げてローは顔を引きつらせた。
「ちょっとロー!見つけたわよ!人の話も聞かないでさっさといなくなって、ほんと相変わらずなんだから!」
そして詳しく聞こうとローが口を開こうとしたが、邪魔が入ってしまった。