第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「久しぶりだしゆっくりしようよ!ローに渡したいものあるし……そ、その後なら……し、していいから…」
「……はぁ」
顔を青くしたり赤くしたりと忙しいユーリを見ていたら、なんだか気の毒になってきたので今は身を引くことにした。
後でならいいと珍しく了承も貰ったことだし、その言葉を言ったことを後悔させてやると思ったのだ。
また何か渡したいものがあるのはローも同じなので、渋々ユーリの上から身を引いたのだった。
「よし!まずはご飯だ!」
ローが珍しく引いた瞬間、ユーリはマッハの速さで何時もの調子に回復した。
「……その恰好で出るな、何か羽織れ」
ユーリがそそくさと退散しようとしているところを捕まえると、ローはフロントに電話して適当に服を持ってこさせたのだった。