第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
そしてクリスマス当日
朝からユーリは2人に連れ出され、完全に人形状態だった。
そして数時間後、漸く2人は満足したのか解放された。
「じゃ、楽しんでねぇ~」
そう言って2人もクリスマスを楽しむために出掛けて行った。
因みにユーリはローの部屋の前に置いて行かれた。
(どうしよう気づいたらここに放置されてた。てか流石女子力が高い二人だ。最早今の私は別人だよ。あれ?これもしかして私って気づかれなくて侵入者と思われるパターンじゃね?やばいどうしよう)
ユーリは髪も軽くパーマを掛けてもらい、薄い青を基調としたワンピースを着せられた。
以前ローがくれた黒のワンピースも露出度高かったが、今回も半端なく高い。
まだコートを羽織っているので脱がなければ大丈夫だが、明日の朝まで脱がずにいられるのか。
そしてメイクもバッチリで本当に誰だおまえ状態である。
(そもそもローから今日出掛けるとか言われてないじゃん!やばい何も考えなさ過ぎて墓穴を掘ってる気がする)
ユーリはローの部屋の前でウロウロしていた。
ローが自らクリスマスというイベントに参加していく姿が、まったく想像できなかった。
(そうだ、今の私は最早不審者だ。捕まる前に退散しよう)
ユーリはそう言って謎の結論を出すと来た道を戻ろうとした。
ガチャ
ユーリが身を翻ろうとした瞬間、ローが出てきた。
なんか前も似たような状況があったような気がするが、ユーリは咄嗟のことに頭が真っ白になった。