第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
そしてローの誕生日当日
バンッ!!!
ローの自室の扉が壊れる勢いで開かれた。
この船内でノックもせず入ってくる奴など1人しかいない。
眉をひそめてドアを方へ視線を向けると、案の定ユーリがいた。
「……」
文句を言おうと口を開きかけたが、あることに気づいてローは暫し固まってしまった。
別にユーリが来るのは問題ないのだが、その両手に持つ大皿に問題があった。
片方の大皿には大きなホールケーキが、そしてもう片方の大皿には何やら色々と料理が乗っていた。
(おいやめろ、その状態でこっちに来るんじゃねぇ)
ユーリは両手をプルプルさせながら、フラフラとこちらへ向かって歩いてくる。
そんなユーリを見ていたローは咄嗟に構えた。
そしてユーリがあっと声を出した瞬間、ローはROOMを発動させて全て回収するはめになったのだ。