• テキストサイズ

時の恋人【ONE PIECE】

第3章 後編 愛する彼女と死の外科医





ガッ!



外した瞬間、ユーリの視界は回った。


「っは、ちょろいな」

ユーリを押し倒しているローの表情は、それはそれは凶悪だった。

「えぇぇぇぇ!?騙したな!?」

ユーリはジタバタ暴れるが当然逃げれるわけなかった。

「さっきから随分と好き勝手してくれたじゃねぇか?覚悟はできてるんだろうなぁ?」

ローはユーリの頬を撫でながら、嗜虐的な笑みを浮かべた。

そんなローにユーリは青ざめた。

さっきまでのしおらしい雰囲気はなんだったのか。

ローという人物の本性なのか新たな人格なのか分からないが、日に日に余計なものを叩き起こしている気がしてならない。

それはきっとユーリにだけ見せる一面なのだが、その内身が持たなくなるんじゃないかと心配になった。

しかしそんなローを好きになったのも事実なので、もう諦めて開き直るしかないだろう。




ユーリは噛みつくようにされた口づけを受けながら、あぁ今日はもう終わったと嘆いたのであった。



















先ほど話したローの言葉は嘘ではない。

ローがユーリの前でしか見せないその本心は、きっとこれから先も彼女を振り回すだろう。

しかしユーリも同じくローを振り回すので、お互い様である。

そんな似た者同士がこの先、ある島で一緒に働き、家族が増えて更に騒がしくなるのは、もう少し先の話である。














/ 576ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp