第3章 後編 愛する彼女と死の外科医
「ぷっ…くくく…」
そしてそんなローを満足げに見ていた彼は、クスクスと笑い出した。
一体何なんだとローが睨みつけていると、男は徐に薬を取り出して飲み込んだ。
「はぁーすっきりした。あんまり好き勝手すると、たまにこうやって仕返しするからね!」
そう言って現れたのは、ユーリだった。
「……どういうことだ」
ローは地を這うような声でユーリに問いただした。
ユーリはその声に少しビビったがネタ晴らしをしていった。
そしてその話を聞いていたローはだんだん怒るのが馬鹿らしくなってきた。
たったこれだけの為にどんだけ手間を掛けてるんだと、最早呆れて言葉もでなかった。
取り合えずユーリが無事なのは良かったが、非常に笑えない状況だっただけに完全に気が抜けてしまった。
まぁなんだかんだでユーリだったのでホッとしたのもあるが、別に許したわけではない。
だから手錠が外れたら、腹いせの為にすぐさま襲ってやろうと思っていたのだ。