第1章 前編 時の彼女と死の外科医
(わぁ、すごい見られてる。そうだよね、どこのハリウッドスターかと思う程のイケメンが歩いてたら普通見るよね。そしてその隣をチンチクリンが歩いてたら更に見るよね。てかジーパンに黒のTシャツだけなのにモデル雑誌並みに着こなしてるってどうなの?あれか、足が長くてジーパンが似合いすぎるのか。腰回りの色気が半端なくて眩しすぎる。ベストジーニスト賞とれるよ。駄目だ、やっぱり離れて歩きたい)
ユーリは女性たちのローに対する熱い視線に耐えきれず、ジリジリと離れていった。
しかし手は離されないため、腕が伸びる限界まで離れてみた。
「なにしてんだ」
だがローにすぐ引き戻されて、更に腰に手を回される。
余計に密着する体制を取られた。
「ひぃぃぃ!?なぜ状況が悪化する!」
「おまえが変な行動を取るからだろうが」
ローは周りからの視線に気づき、ユーリが離れたがる理由をなんとなく察した。
しかしユーリとて自分が男から見られていることにいい加減気づいてほしい。
ローはため息を吐いた。