第1章 前編 時の彼女と死の外科医
「……おい、おれがおまえとセックスする理由はなんだと思ってる?」
ふと、ローはあることに気づき尋ねた。
「えっ?……せ、性欲処理?」
ユーリから返ってきた予想通りの答えにローは頭を抱えた。
確かに好き等伝えてなかったローも悪いが、ただの性欲処理相手にここまでしない。
最初は無理矢理にしたことは謝るが、少しくらいローが好意を寄せていることに気づいてほしかった。
「ちょっとこっちに来い」
ローはユーリに自分の隣にくるよう促した。
ユーリは不思議そうな表情をしつつも、何時かのように素直に従った。
隣に座り不思議そうな表情をするユーリ。
ローは軽くため息を吐くと、ユーリの右手を取り
手の甲に口づけた。