第1章 前編 時の彼女と死の外科医
その頃ユーリもまた、何かと話しかけてくる男性達と話を弾ませながらローを待っていた。
ただアイスを食べているだけなのも暇だったので会話の相手になってくれるのはありがたかったのだ。
もちろん近づいてくる男達は下心があるのだが、それにユーリが気づくことはなかった。
そして中々ベンチから立ち上がらないユーリに痺れをきらしたのか、何かとユーリを気を引こうとあれこれ物を渡してくる男性陣。
ついにはこいつは装飾品よりも食い物かと気づき始め、ユーリのベンチには大量のお菓子が積まれつつあった。
そんな彼らを皆良い人だなぁと呑気に考えながら、貰ったお菓子を食していくユーリ。
そしてそんなことを続けていくうちに、ユーリにある変化が訪れた。