第1章 前編 時の彼女と死の外科医
ローはユーリと別れてすぐ何かと話しかけてくる女性達にうんざりしていた。
軽く睨みつけて逃げていく女性もいれば、中々引かない女性もいた。
人の少ない場所に行こうかと思ったがユーリはここでローが待っていると思っているので、離れることもできない、
最初は人を待ってると言っていたが、あんまりしつこいので途中から恋人がいることにしていた。
しかし今度はそれでも引かない女性が現れ始めたので、この短時間の間でロー眉間の皺はだいぶ増えていた。
ローは時計を見るとまだ一時間しか経ってないことに気づき、ため息を吐いた。
女性の買い物の時間は分からないがだいたい3時間くらいだろうと予想していた為、あと2時間もこの状況が続くと思うとうんざりしたのだ。
まったく読み進めることの出来ない本を閉じると、次からはユーリに電伝虫を持たせようと考えていた。