第1章 前編 時の彼女と死の外科医
「今後はおれの許可なく能力を使うな。もし使えば容赦なくROOMを発動する」
「えっ、なにそれめっちゃ痛そう」
ローの言葉に案の定苦情を言ってきたが睨んで黙らせた。
そもそもここまで浸食が進んでいるにもかかわらず、まだ能力を使う気でいる神経が信じられない。
確かに、危険な事態に陥る可能性は今後もあるだろう。
だが少なくとも、今のローならユーリ1人守ることはそう難しくない。
ドフラミンゴは色々私情が挟み逆に助けられたが、ローの強さはあのルフィと並ぶくらいなのだ。
「しかしワープは便利だから思わず使いたく……すいません黙ります」
まだ何か言っているユーリを再度睨んで黙らせると、捲っていた袖を元に戻した。
そしてそのまま腕を引っ張ると、2人でベットに倒れるように横になった。
「……はっ!?」
ユーリは何やら驚愕してあたふたしている。
ローは煩いとばかりにユーリを正面から抱き枕のように抱え込むと、そのまま寝る体制に入った。