第1章 前編 時の彼女と死の外科医
ローはこの思いを告げるべきか迷っていた。
ドフラミンゴの件が終わり、ユーリのお陰でまだ生きている。
コラソンが現れた理由も、なんとなくユーリの力だと勘づいていた。
生きているからにはユーリを手に入れたいと思うが、無理に奪ったところで効果がないことは前回の件でよく分かった。
だからこれからは時間もあるので、ゆっくり進めばいいとも思わないこともない。
だがやはり彼は海賊なので、ダラダラする気にはなれなかった。
無理に奪ってもいいが、さてどうしたものか。
ローは物思いにふけっていた。
とりあえず微妙に抵抗するが嫌がってる感じでもないので、少しは期待してもいいのだろうか。
ローはユーリの瞳をじっと見つめる。
(まぁ、もう少し様子見てからにするか)
ユーリの気持ちがまったくではないがほとんど分からなかったので、ローは次の島まで待つことにした。
といってもローが考える次の島はゾウではないのだが。
ユーリを口づけから解放すると、ローは不敵に笑ったのだった。